凄い勢いで出費が嵩んでいる、という話
生活のためには、お金が必要だ。
生存するだけであれば、それは安く済む。
しかし、文化的な生活を送るためには、より多くのお金が要る。
と言うわけで、このところメチャクチャ金を使っている。
つまり、別にヤケを起こしているわけでも、鬱憤を晴らすために買い物をしているわけでもない。
実は、今の住居には、ちょうど1年ほど前に引っ越してきたばかりだ。
そして、引っ越してきてから仕事をやめるまで、部屋の片付けというのは殆ど出来なかった。
日々、自分の世話をして、なんとか仕事に行くのが精一杯だった、と言うわけだ。
調理器具や食器、電子レンジとトースター、仕事に着ていく服とパジャマと部屋着を2着、机と椅子、ノートパソコンに役所関係の書類、文房具……。
そうした最低限のものを除いて荷解きすらせず、クロゼットや部屋の片隅にダンボールを積み上げたまま1年を過ごした。
元々ベッドを持っていたのだが、それを組み立てる事も出来ず床に布団を敷いている始末だ。
荷解きの進まない原因の一つは、ダンボールから出したものを入れる棚がないという事だった。
自分を生存させ仕事に行くだけで精一杯の私には、部屋のスペースを測り、適切な家具を調べ、購入し組み立てて、必要に応じ収納ケースも追加して……といった一連の作業を行う余裕が無かった。
仕事をやめた今、やっとそれらに手をつけることが出来ている。
棚を買い、掃除機を買って、とりあえず積み上げたダンボールを棚に退避させて、部屋の隅に1年積もり続けた埃を掃除する。
そうやって「生活」を取り戻すために、今はただお金を使う必要があった。収納ケースも買わねばならない。
尤も、お金の使い道はそれだけではない。
新たな事を始めるべく、その準備として購入するものもある。
Windows7のサポート終了も近いので、パソコンも買い換える。
十年近く使っている下着に穴が開いてきたので、それも新調したい……だとか。
具体的に何を買ったか、何の準備をしているかについては、また別の記事に纏めたい。
冗長にならないように、気をつけながら。