ダイソン掃除機の使い心地。

 ダイソンの掃除機を買った、というのは9月29日の記事だが、実際の購入はもっと前。注文は7月末、2×4材を使って壁掛け出来るようにしたのも8月上旬の話である。

 もう2か月前!

 ……という事で、二か月間チマチマと使った感想を書いてみようと思う。

 音について

 ダイソンと言うと、「音がうるさい」というイメージがあった。甲高い、金属音のような響きが近所迷惑になるので集合住宅には不向き……という話を聞いたことがある。

 が、今回購入したV8モデルについては、全くそんなこたぁないと思った。
 確かに音の質は独特で、国産のキャニスター型の掃除機とは全く違うタイプであるように感じる。しかし、弱運転ならばドライヤーより静かであるように思う。
 ハイパワー運転ともなると相応に大きな音だが、それでも国産キャニスター型とどっこいどっこいだ……たぶんね。

 唯一、不安を感じる点があるとすればモーターヘッドの音だ。かなりのパワーでブラシが回り、その振動が床に響いているのではないか、という感覚は確かにある。

 我が家は築50年に迫る木造アパートで、昨冬はサーキュレータを床に置いて使用していたところ管理会社を通して苦情が来た。振動系の騒音に対してはかなり気を使うべき物件と言えるだろう。
 しかし、この二か月、とりあえず掃除機による苦情は受けていない。
 8畳ちょっとの部屋の掃除など数分で終わるし、深夜や早朝などの極端な時間を避ければ「ああ、掃除機かけてるんだな」で済ませてもらえるのではなかろうか……よほど神経質な人じゃない限り。

排気について

 ダイソンと言えば「排気がキレイ」「部屋の空気より綺麗な排気」というセールスも有名。

 で、実際、たぶんキレイだ。(結論)

 排気口が手元近くにあるため、場合によってはモロに顔に浴びることになるのだが、重篤ハウスダストアレルギーである私でも全くクシャミが出ない。
 また、排気自体のニオイも今のところは感じない。メチャクチャ快適である。

 吸引力について

 吸引力の変わらないただ一つの掃除機……というおなじみのコピー。

 我が家にラグや畳は無いので、ぶっちゃけそこまでの吸引力は求めていない……というか検証できないのだが、まあ、普通に掃除はできる。
また、目に見えないゴミをしっかり吸い込み、クリアビンには灰のような粉が溜まっていくのも分かる。
 あと、わざわざ「フトンツール」買ったけど(※ただし保証外の並行輸入品を尼でポチった)、吸引力が強すぎるのかシーツを吸い込みがち。使い古しのストッキングとか汎用の布団掃除用カバーとかあった方が良い。たぶん。

 ちょっと残念なのが、おそらくFluffyのソフトヘッドの性質なのだけど、目に見えないようなチリを吸い込む割に、紙の切りクズのような数ミリの細かいゴミを吸い残すことがちょくちょくある点。まぁ、数回往復すれば取れるのだけど。

手入れ・ごみ捨てについて

 おそらくこの辺は国産機の圧勝ではなかろうか。

 ワンタッチのゴミ捨て機構は、ワンタッチでゴミが自由落下する。結果、細かいハウスダストは再びまき散らされてしまう。ベランダに出てマスクして捨てるとかする必要がある。
 また、ラバーのヘラがついていてフィルターのゴミをこそぎ落としてくれるとあるが、割と残る。何度もガポガポ出し入れするか、自分でブラシなり布なりを使って落としてやる(とてもやりにくい)必要が頻繁に生じる。
 そして「何度も出し入れ……」と言えば、フィルターの内部に残ったゴミが中々落ちて来ないこと。揺すったり叩いたり、衝撃を与えるたび無限に落ちてくる。恐らく、将来的にこれがニオイの原因となるだろう。

 また、ダイソン製品は基本的に水洗いに対応していない(と思う)。ブログなどで水洗いに挑戦している人も見るが、やっちまうと保証外となるだろう。掃除機自体を清潔に保つという点では、あまり満足がいかなかった。

スティック型掃除機の強み

 しかし、当初の目的である「ハウスダストに強いスティック型の掃除機」という点で言えば100点満点中100点の品物ではあった。

 私は基本的にズボラで、「物を元あった場所に戻せば散らからない!」「動線を意識して!」みたいな言説に対しても『いや、めんどくさいじゃん? ついその辺に置いちゃうじゃん?』と思ってしまうタイプだ。
 そんなめんどくさがりにとって、出しっぱなしにしておけるコードレスのスティック型掃除機はとてもありがたかった。
 例えば「ちょっとあそこにホコリが溜まっちゃってるな……」と思ったら、トイレに立った帰りにでも掃除機を持ってきて使い、次にトイレに行く時に戻せばいい。これは素晴らしい。

 基本が不精なので「これでお掃除が好きになっちゃうかも」とはいかないが、部屋の衛生維持は格段に楽になったといえる。

さいごに

 真面目に書いたらおよそ2000字になった。画像もなしに。……一発書きだと長文になるのが私の癖だ。

 たぶん、その内ちょっとは書き直すかもしれない。

 あと、将来的には商品そのものへのアフィリンクとかがしれっと追加されるのかもしれない。

 ……今回、セール時の値段(3万円台)だから「良い買い物した!」と思えてる部分はあるような気がする。定価だともうちょっと不満が大きかったかもしれない。