実は筋トレをしているという話 後編

 前回、今年に入ってから筋トレを始め、少しずつ成果が出ているようだ、という話を書いた。

 今日もワイドスクワットの重りを片手1kgへとレベルアップし、無事にこなす事ができた(フォームが正しいかは疑問が残るのだが)。

 ……が、それはそれとして、私の身体がクソザコナメクジであるという話。

 

 体の硬さと歪みの為か、レッグアダクションが左だけ上手くできない、という事も前回書いた。
 減った体重分、今度はより筋肉を付けていこうと思えば、より効果的に身体を動かすことは大きな課題だ。
 というわけで、ストレッチを改良すべくようつべで動画を漁ったのだが……

 発覚したのは、いかに私の身体(主に体幹)がザコかという事実だった。

 プランク50秒×3回できるとか、それできてんの? フォームガタガタじゃない?という疑惑も益々深まる。
 どういうことかと言うと……

骨盤を支える筋肉がない。立てば反り腰の出っ尻アヒル立ち、寝ても反り腰、さりとて座ると骨盤後傾ゴリラ座り。
 座骨を使って座り、骨盤を立てた姿勢は1分と続かずにズルズルと崩れていく。
・背骨、肋骨を支える筋肉もない。
 背筋を伸ばして肋骨を上に持ち上げるストレッチを行ったところ、翌日は胴回りが筋トレ史上最高の筋肉痛に覆われた。

 他にも細かいザコエピソードは多数あったが、この2点は衝撃的だった。特に前者、お前自覚無かったのか、という感じがヤバい。
 今まで毎日のように行っても全く進歩しなかった前屈が、2日ほどストレッチを続けると余裕で指が床に着くようになったなどプラスのこともあるが、要するにそれは今までいかにクソな身体の使い方をしていたかという証左に他ならない。

 

 ……さて、これほどのザコっぷりに打ちのめされはしたが、私は今年、ある目標を立てている。(以前の記事で触れたが、私にとっての1年は秋分に始まるので、つまり次の秋分までに達成すべき目標である)

 腹筋を割ることである。

 なんという無謀。骨盤を支えることもできないクソザコナメクジが、腹筋を割ろうなど一体何を考えているのか。
 筋トレ直後に鏡の前に立つと腹の両サイドにうっすらと影が差すようになったからちょっと調子に乗っていたところがあるが、より現実を見ればその目標の遠さはいかほどのものだろう。

 だがまあ、立てちゃったものはしゃーない。世の中には「3ヶ月で腹筋を割る!」なんてメソッドも転がっているので、効果的なトレーニングを1年も続けられれば不可能な目標ではないだろう。
 ……たぶん……。

 

 ともあれ。

 この半年ほど、夏季を中心としたトレーニング&食事管理により、体重と体脂肪をある程度落とす事ができた。
 となれば、次の課題は蛋白質と炭水化物によって摂取カロリーを増やすとともに、トレーニングの強度を上げる事で、冬季の間に体重を増やす=筋肉を付ける事である。
 食べることに執着がなく少食な私にとって、PFCバランスの取れたオーバーカロリーを維持するのは結構な重荷だ。高脂肪なお菓子でカロリーだけ帳尻を合わせるなら、「量」を食べなくて済むが、今回はそうもいかない。
 また、筋トレのメニューそのものも見直す必要がある。強度を上げるなら回復期間を取って1日おきではなく2日おきに変えるべきかもしれないし、ヒップの種目をもう1つ増やしたり、新たに背中のトレーニングを取り入れるなど、より積極的に筋肉量を増やす方向へと思考をシフトしなければいけない。
 単に筋トレの習慣を作る、一定の効果を上げる、という目的は、既に達成できたのだから。

 これまでの経験から言って、私は冬季の方が気持ちを強く保つことができる。
 であれば、このワンランク上のハードルにこれから半年ほど取り組むことは、そこまで困難ではないかもしれない。

 頑張ります。