神社に参拝すると毎回起こる現象について
たまには魔法使いっぽい記事を書こう。
先日の春分にも神社に参拝したが、その時もこの現象に見舞われた。
いつからこれが起こるようになったか? それは分からない。
……などと勿体ぶる価値もない、全然大したことない現象ではあるのだが……
一般的な作法として、まず賽銭を入れ、鐘を鳴らし、それから二礼、二拍手、その手を合わせたまま挨拶なり願掛けなりをして、最後に一礼する、という方法が広く知られている。
この方法が比較的新しいものであるとか正当性がどうとかそんなことは脇に置くとして、とりあえず「無難」であるこの方法で私もお参りをするのだが……。
ご挨拶を心の中で申し上げているその数秒で頭の中が変性意識に傾いていき、途中から言葉が支離滅裂になってしまう。
という現象が毎回起こる。
私は基本的にあまり願掛けはせず、ご挨拶と近況の報告、感謝の言葉、そして今後ともよろしくお願いします、といった事を心の中で(文章を黙読するような感じで)言葉にして唱えているのだが、酷い時は最初の挨拶すらグチャグチャになっていくので、そもそも願掛けとかできる気がしない。
なんとかきちんとした言葉を紡ごうと必死になること、また屋外であることから眠ってしまうも同然なほどの深い瞑想状態に突入する事はなく、ゆえに実害は特にないのだが、言葉にしがたい妙な心地である。
仕方ないので、ちゃんと私の言葉がその神社の神様に届いている証であると思うようにしている。