アドセンスってものがあんまり好きじゃないんだ

 ブログやサイトの収益化と言うと、昔はアフィリエイトが第一に来たような気がする。
 しかし今は、グーグルをはじめとするアドセンス広告が一般的なのではないかと思う。

 私はこれが、あまり好きではない。

 

 一言で言ってしまえば、私にとってそれらは「電車の中吊りや街頭の看板を、もっと厄介にしたもの」だ。

 家の外で見る看板は風景につきまとっているとはいえ、私はその風景を読み解こうと集中はしていない。
 テレビや動画のCMは、集中すべき画面を占有するがコンテンツ自体と同時に表示されることは、基本的にない。

 だが、巷にあふれるWEB広告はどうか。

 100歩譲って、サイドバーや記事下に表示される広告はまだ良い。しかし画面を追尾する広告、記事の合間に挟まる関係ない広告、フェードイン・ポップアップしてくる広告……。
 こいつらは完全に視界ジャック犯であり、コンテンツを分断し、集中力を削ぎにかかってくる邪魔者である。
 尤も、それでもアクセスを産む素晴らしいコンテンツは多くあるし、そうした良質の情報を生産するために収益化する事が必要である場合も多いだろうし、アドセンスを利用する人を責めようという気は毛頭ない。

 ただ、私と言う個人が――或いは脳の特性も手伝って――それを好まない、というだけの話だ。

 

 故に、仮に私がメガヒットコンテンツをぶっ飛ばす事になろうとも、そうした広告をペタペタ貼ることはしたくない。
 それこそ前述のようにサイドバーや記事の最後に目立たないサイズのものを置いたり、記事の中に登場するアイテムの物販アフィリエイトを設置したり、その程度に留めたいと思っている。

 仕事を辞めてなにがしかを探している身であるから、そもそもメガヒットコンテンツ(笑)をぶっ飛ばす(笑)前からこんなことを言っても仕方ないのだが、まあ、単なる趣味嗜好の話である。